一番の思い出は!

息子にとっては初めての転校で、今年のお正月にも年末から一人旅で10日間ほど宮崎に行っていた息子でしたので、宮崎と言う土地に行く事に関してはさほど抵抗はなかったようでした。


引越ししたのが4月の4日。
学校の始業式が6日。
始業式の日には、転校生が7人?もいて、全校生徒の前でマイクで挨拶をしていた息子でした。


翌日まで一緒に道を覚えながら登校し、翌々日からは一人で登校。
宮崎では集団登校ではなく個別登校でしたが、自立登校してくれるまでも早かったです。


金曜日には、あれ?誰か息子の後ろを付いてくる〜と思いましたが、一緒に帰って来るお友達が出来たそうです。
そして、月曜日には一緒に登校が始まり、それからは毎日登下校が一緒。
転校して1週間も経たないうちに登下校を一緒にし、放課後に一緒に遊ぶお友達が出来た事には私も正直驚き、うれしかったですね^^


息子が実家へ帰って来る時には既に後ろには自分の家でランドセルを下ろしたお友達が付いて来ていて、一緒に自転車に乗って遊んでました。
そのお友達は、皆の溜まり場である場所に連れて行ってくれたおかげで、一気に息子もお友達が増えて、毎日お友達に囲まれた生活に満足そうでした。


流行っていた遊びは、カードゲームのデュエマ。
息子のデュエマカードは神奈川に置いて来ていたので、一枚も持って行ってなかったのですが、なんと!お友達らが皆で数枚ずつ出し合ってくれて、あっと言う間に息子のデッキ(カード40枚)が完成。


お互いに助け合いながら遊ぶ事を教えてもらいました^^


それでも、宮崎の子供達は5時できっちりと皆帰ります。
学校からの宿題と宅習の量が半端ない量で、家庭訪問時に担任の先生に伺った所、共稼ぎの方がほとんどである事。
親が子供の勉強を見てあげると言う事も難しいので、そのままほったらかしにしていたら個々で学力の差が付いてしまうので、それは学校でも容認は出来ない事でもあり、宅習までしっかりと学校側が管理し、とりこぼしのないようにしていく事が目的である事を言われました。


息子と私も何故宅習まで学校側が管理し、自分の苦手な所を補う為にやりたい学習が出来ず、学校が決めた事しか出来ない。。と言う事についてかなり反抗心を覚えてしまってましたが、振り返るとその2カ月間でしっかりと自主的に宅習をする、無駄のないノートの使い方を覚える、一日の学習時間は最低が120分と言う事が身についてくれました。


おかげで帰って来た今でも、しっかりとお友達とも遊んで6時過ぎに帰ってきますので、それから宿題をし宅習をしながら合間に夕食を食べお風呂に入り、再度宅習をするという週間が根付いています。


こちらではここまでの指導はなかったので、反抗心めらめらの私ではありましたが、今はただ良い習慣を付けて頂いたとの感謝の気持ちでいっぱいです。


神奈川に戻る事が決まり、学校の登校最終日。
皆でお別れ会をしてもらい、お別れの文集まで頂きました。
たった2カ月間しかいなかったのに、息子はすっかりと皆に溶け込み、ただ先生の授業中の方言が解らず、それには苦労してはいたようでしたが、宮崎の学校での2カ月間は本当に実り多き物になったようでした。


最後の下校。
学校から持ち帰る色んなものが多く、荷物も重かったようですが、私が途中まで自転車で迎えに行くと、お友達と二人で持ってました(笑)
最後の最後まで付き合ってくれてありがとう!!


そして自宅に荷物を下ろすと、最後だから!!とまた二人で遊びに行き、二人で交わした最後の言葉が。。。


友「俺。。お前の事なんかすぐに忘れるからな!」
息子「え?ぼくは忘れないよ。Kくんはぼくにとって大事な友達だよ。」
友「あっと言う間に帰りやがって、夏休みには来いよ!じゃないと絶対に忘れるからな!」


と言う会話を残し、夏休みの再会を約束してお別れしました。
夜にはママさんと一緒に実家に来てくれ、イチゴ狩りに行ったから〜と美味しいイチゴを持って来て下さり、庭でしばらく二人のじゃれ合う姿を見ながら、ママさんと色んなお話をしました。


こんな息子の宮崎での生活。
あちらこちらにも遊びにも行きましたが、きっと息子にとってはこのお友達と過ごした時間が一番の思い出になってる事だと思います。


夏休みは真ん中の妹が実家に帰る事になっているので、冬休みにうちの番になるかもだし、行けるかどうかはまだ解りませんが、お友達との約束は果たしてあげたいと思っております。